「成長」について

「成長」について

「成長する」とよく言うけれど、それはどういう意味なのだろう?と時々考えます。
「変化」というのは一つのキーワードじゃないかと思います。つまり、成長するということは変化していくことであるということです。

サッカーで言えば、「出来なかったはずのプレーが出来るようになること」や「自分でも予想していなかったプレーが自然に飛び出て来ること」といったことです。

こういった変化、成長が起きやすい環境というのがあります。僕の拙い経験の中で感じたことですが、その環境とは「祝福の言葉が交わされる場所」です。簡単に言えば、そこにいる人達が互いを応援し合う場所です。

サッカーの試合で考えてみます。「ナイスプレー!」「サンキュー!」「ナイスシュート!」などなど。褒める言葉だけじゃありません。「押し上げよう!」「切り替えよう!」などの指示も皆を盛り立てます。
もっと言えば、言葉以外にも相手を勇気づける方法はあります。パスをくれた相手に親指を立てて「GOOD」の意思表示も出来るし、積極的に走り回って味方を鼓舞することも出来る。何ならチャーミングでラブリー(?)な笑顔だけでもかなり雰囲気は明るくなります。

方法は色々ありますが、共通しているのは「相手を応援すること」です。「お互いに良いプレーを目指そう」というエールを送り合うことです。そのような環境のもとでは「成長」「変化」が促進されると、経験的に思います。

最後に、イタリア代表とACミランでキャプテンを務めた名サッカープレイヤー、パオロ・マルディーニの言葉を紹介します。

「対戦相手は敵ではない。同じピッチで戦う仲間である。」

彼の深い見識に敬意を表します。

 

菅原