感動の2014年に,そしてカナクラーヴォに感謝

 本年ももう、あと僅かで終わりを迎えようとしています。選手諸君、コーチスタッフの皆様、保護者サポーターの皆様、クラーヴォ飛躍の年となった2014年、本当に大変、大変、大変お疲れ様でした。
 今この一年を改めて振り返ってみると、カナクラーヴォ第三期がスタートした当初は、ちょっとした問題も発生し、期待より不安ばかりが先行した、保護者サポーターとしてもすごく複雑な心境だったことが思い返されます。しかし、その不安を一気に払拭したゲームが、やはり千葉県女子U15サッカー選手権大会(兼)第19回関東女子U15サッカー選手権大会千葉県予選の中でのFC.VIDAレディース戦の大一番だったに他ならないでしょう。この戦いを思い起すと、今でも鳥肌が立ち、目頭も熱くなってあの時の感動が蘇ってくるのを覚えます。私が思うにきっと、カナクラーヴォ3年間の全試合の中でもこの戦いが最優秀マッチといっても過言では無いかと思われます。
 関東大会に於いては千葉県第3代表の称号を持って臨み、ここでも全国大会の切符を手中に収める事が出来ました。流石に全国レベルともなると技術力・フィジカルレベルも数段高く、各々のチーム力も拮抗して一筋縄では勝利を収められません。結果としては初戦敗退でしたが、日本の頂上を争うチームの一角に名を連ねたことは、一保護者としても選手たち、コーチの皆様を誇りに思います。
 9月になるとサッカーからフットサルへ一気にシフトチェンジ、選手たちも個人技、戦術磨きに余念が無く、今度はフットサルで全国を狙うべく高い志気を持ちながらの日々の練習でしたね。そして、全日本女子ユース(U-15)フットサル大会 千葉県予選でもクラーヴォ旋風を巻き起こし、優勝することが出来ました。全国へ行くためには、関東大会優勝が絶対条件だったのですが、残念ながら決勝戦で惜敗。しかし、関東準優勝は誇りある成績です。
 今思えば、娘が小学校を卒業した春休みに逆井駅までの道のり、勿論、一人で電車に乗ったことは無く、ましてやパスモなんて使用したことも無かったため、一緒に添乗リハーサルを行なったことがつい昨日のように思えます。あれからあっという間に3年の月日が過ぎようとしています。今では、市外だろうと、県外だろうと、自分で調べて難なく目的地にたどり着けるようになり、我が子が逞しくも思えました。本当に体力的にも精神的にも成長して強くなったね。これもサッカーは元より、こうした社会生活での生きる術や適応能力など多岐に渡り、このカナクラーヴォで学び習得出来たお陰だと思います。我々保護者も真面目にカナクラーヴォの存在が無かったら今頃どうしていたのかと・・・ふと思うことがあります。カナクラーヴォとの出会い、コーチスタッフ陣との出会い、そしてチームメイトとの出会いはこれからの彼女たちの人生にとって一生忘れられない、掛け替えの無い宝物として存在し続けることでしょう。あらためて、カナクラーヴォの存在自体に感謝と敬意を表するとともに、2015年が皆様にとって幸福な年となることをお祈り申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さい。